活動予定



新進部会第20回討論会

「「知りたい塑性力学」 〜CAEの視点から見た塑性力学 討論会〜」

日 時:

2005年3月4日 13:00〜17:30

会 場:

株式会社 三弘 7階 TISS
http://www.sanko-web.co.jp/tiss/index.html

主 催:

日本塑性加工学会東海支部新進部会

趣 旨:

解析理論の進歩および計算機の高速化に伴い,有限要素法(FEM)はあらゆる産業分野で利用されるようになり,開発期間の短縮や実験費用の削減に目覚しい成果をあげています.塑性加工においても,製品設計や工程設計などに積極的に取り入れられ,もの造りに不可欠なツールとなりつつあり,今後もその適用範囲は拡大すると予測されています.FEM解析は塑性力学に裏付けられた理論に基づいており,塑性力学を理解しておくことは大変重要だと思います.

しかしながら,大学などの機械工学系出身者であっても,塑性力学の基本的な知識を習得してきたとはいうものの,実践でどのように活用するのかといった基本的観点に立ち返った場合に応用できない場合もあるといった声も聞かれます.もの造りの最前線に立つ塑性加工技術は知識だけでなく,経験を積むといったことも大変重要でありますが,塑性加工の基本的な知識なくして業務を習得しスキルアップしていくことは難しいと思います.

今回は,塑性加工を業務(仕事)としている方でも,もう一度原点に戻って塑性力学を学びたいといった方や,全く塑性加工を学んだことがないが実務上学習したいといった方を対象に,具体的な実例を交えての講演と,主にもの造りにおける塑性力学の必要性と有効性を論点とした総合討論を行います.

内 容:

13:00〜13:10  受付
13:10〜13:15   開会の挨拶   新進部会リーダー 吉田 佳典君
13:15〜14:35  「応力・ひずみに関する基礎知識」 名古屋大学  吉田 佳典君
              塑性加工の変形解析に必要な応力・ひずみについてその必要性,定義,各種応力の
              意味と使い分けについての基礎についてふれる.また,主応力,有限要素解析結果
              の見方に関する演習を行なう.
14:35〜14:40          「休 憩」
14:40〜16:00  「弾性変形と塑性変形に関する基礎知識」 香川大学   吉村 英徳君
              弾性変形と塑性変形の違いをそのメカニズムについて考える.また,降伏条件式の
              しくみとその成り立ち,加工硬化についての基礎について説明する.また,適宜演
              習を行ない塑性変形のイメージをつかむ.
16:00〜16:05          「休 憩」
16:05−17:25  「構成式・降伏条件に関する基礎知識」 京都大学   浜 孝之君
              弾性変形および塑性変形における応力とひずみの関係についての基礎を理解す
              る.全ひずみ理論およびひずみ増分離論の考え方について説明し,垂直則と降伏条
              件式の関係性について考える.適宜演習を行なう.
17:25−17:30  総合討論
17:30〜18:00  移 動
18:00〜20:00  懇親会(懇親会費は無料です)

定 員:

40名(定員になり次第締切)

参加費:

5000円(学生会員は無料)

交 通:

・地下鉄桜通線吹上駅5番出口より徒歩5分
・会場には駐車場が有りませんので公共交通機関をご利用ください。
・会場に直接集合願います

お願い:

・懇親会は討論会場周辺で行います。当日、会場をご案内します。
・尚、当日は若手中心の集まりということで、できましたら堅苦しくしない服装(ノーネクタイ、普段着)でご参加していただけると幸いです。
・討論会のテキストは、以下のホームページに2/28〜3/4に掲載予定です。(PDF形式)
  ダウンロードは終了いたしました。

申込先:

送信先:FAX: (0566)73-1448
〒444-1192 愛知県安城市藤井町高根10番地
アイシン・エイ・ダブリュ株式会社 生技開発部 素形材開発グループ
E-mail:i20029_arai@aisin-aw.co.jp  新井 慎二 行
(注記)i20029とaraiの間には_(アンダーバー)があります。