支部長より一言


日本塑性加工学会東海支部第45-46期の支部長を拝命致しました早川邦夫と申します。
 東海支部は,日本のモノづくりの一大中心地である愛知,岐阜,三重,静岡県からなり,本会の会員数の約1/4を当支部が占めるなど、中核の支部の一つです。また,多くの賛助会員企業も所属しております.このような状況の下,これまでも様々な活動を他の支部に先駆けて実施してきました.例えば,若手の活動の場である新進部会もその一つであり,メンバーが現在も活発に活動を続けています.2024年度(44期)には設立30周年を迎えました.
 しかしながら,近年は2020年初頭から2022年にかけてのコロナ禍の影響が大きいと考えられますが,企画行事への参加者の減少傾向が続いております.企画の内容の見直し,時流を捉えた取組みなど,支部としての活動を再度検討する必要がありそうです.当支部の財政も順調とは言えない状況となってきましたので,庶務幹事,会計幹事,支部幹事や商議員の皆様のご協力を頂きながら,健全な支部運営のために尽力したいと存じます.
 コロナ禍で整えられた,オンライン会議システムによるリモートで参加できる行事をより積極的に採り入れたり,AI, IOT, アディティブマニュファクチャリング(3Dプリンター)など新技術に対する取組みなど,今後の塑性加工技術についての積極的な関与が重要かと考えています.
 さらに,塑性加工技術を支える人材の育成や交流の場として,当支部はこれまで重要な役割を果たしてきましたが,今後もより積極的にその役割を果たしていきたいと考えています.先輩方が築いてこられた当支部の伝統を引き継ぎ,さらなる発展を目指して尽力いたします.皆様方のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。


日本塑性加工学会第45-46期(2025-2026年度)
東海支部 支部長 早川 邦夫(静岡大学)