212回塑性加工技術セミナー 第50回プロセッシング計算力学分科会セミナー
「微視的情報を得るための数値解析法とそれによる材料加工解析」

日 時:平成27925日(金)1300 - 1700

会 場:東京大学生産技術研究所 総合研究実験棟(An) 大会議室(An301302)

        [東京都目黒区駒場4丁目61] 

交 通:小田急線/東京メトロ千代田線東北沢駅より徒歩8分,京王井の頭線駒場東大前駅より徒歩10

(生研へのアクセス:http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/access.html

会場へのアクセス:http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/campusmap.html

主 催:日本塑性加工学会(実行:プロセッシング計算力学分科会)

協 賛:軽金属学会,日本金属学会,日本材料学会,精密工学会,日本鉄鋼協会,日本機械学会,日本金属プレス工業協会,自動車技術会,素形材センター,日本鍛造協会,日本伸銅協会,日本アルミニウム協会,日本計算工学会

趣 旨:現在,市販のFEMソフトウェアを用いることにより,塑性加工を受ける材料の変形挙動をおおむね解析することができます.しかしながら,これらの解析により,材料の微視的な構造,組織や欠陥を知ることは必ずしも容易ではありません.これらの微視的な情報は,塑性加工技術の進歩とともに,今後益々重要になることはいうまでもありません.そこで,これらの微視的な情報を得るための様々な解析法が提案されて材料加工の解析に適用されつつあります.本セミナーでは,材料の微視的構造,組織や欠陥を得るための様々な数値解析法を紹介するとともに,それによる材料加工の解析事例を紹介します.

プログラム:開会の辞 (13:0013:05
       プロセッシング計算力学分科会主査 名古屋大学 湯川 伸樹君

前半の部(13:0514:45)     司会 静岡大学 吉田 健吾君

後半の部(14:5517:00)     司会 大同大学 小森 和武君

13:0513:55 フェーズフィールド法から力学特性への展開 名古屋大学 小山 敏幸君
フェーズフィールド法に基づく相変態・組織形成シミュレーションおよびフェーズフィールド微視的弾性論を用いた力学特性計算の観点から,材料の不均一組織形成解析と力学特性計算を結びつける最近の展開について解説する.       

13:5514:45 均質化法の考え方と適用例 名古屋大学 大野 信忠君
周期微視構造体の均質化法の考え方についてまず述べる.次に,複合材やポーラス材への適用例やマルチスケール解析例を紹介する.さらに,金属の塑性ひずみこう配理論や離散転位力学を考慮した均質化法と適用例について述べる.

14:4514:55   休    憩

14:5515:45 粒子法によるシミュレーション技術の現状 東京大学 越塚 誠一君
粒子法はメッシュを用いることなく連続体力学の支配方程式を離散化する方法である.大変形,破壊,界面の複雑な挙動のシミュレーションに適していると考えられる.ここでは,粒子法の研究と応用の現状について紹介する.

15:4516:35 分子動力学法:力学における原子描像(欠陥力学)と連続体描像(塑性力学) 大阪大学 渋谷 陽二

原子構造体の運動を記述する分子動力学法を用いると,連続体に生じる塑性変形の素過程である線欠陥(転位)の生成と発展挙動を自然な形で表現することができる.本講では,分子動力学法の概論と,結晶粒界と転位の相互作用について述べる.

16:3517:00 総合討論 司会 大同大学 小森 和武君

 

定  員:90名(定員になり次第締切ります.)



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