206回塑性加工技術セミナー 第47回プロセッシング計算力学分科会セミナー
「有限要素の基礎と実践」

日 時:平成261125日(火)1300 - 1700

会 場:東京工業大学田町キャンパス 国際イノベーションセンター 多目的室2
        [
東京都港区芝浦3-3-6 ] 

交 通:JR田町駅から徒歩2分,都営地下鉄・三田線・浅草線「三田駅」から徒歩5

(地図:http://www.titech.ac.jp/maps/tamachi/index.html

主 催:日本塑性加工学会(実行:プロセッシング計算力学分科会)

協 賛:軽金属学会,日本金属学会,日本材料学会,精密工学会,日本鉄鋼協会,日本機械学会,日本金属プレス工業協会,自動車技術会,素形材センター,日本鍛造協会,日本伸銅協会,日本アルミニウム協会

趣 旨:有限要素法解析において有限要素の選択が解析結果に大きな影響を及ぼすことは周知の事実です.しかしながら,近年の解析技術の発達とソフトウェアのブラックボックス化に伴い,種々の有限要素がどのような仮定に基づいているのか,またその仮定が解析結果にどう影響しうるかがユーザーにはわかりにくい状況になっています.そこで本セミナーでは,有限要素の基礎的な考え方から最近の開発事例,またいくつかのトピックスについて要素タイプが解析結果に及ぼす影響を検討した事例を紹介します.

プログラム:開会の辞 (13:0013:05
       プロセッシング計算力学分科会主査 名古屋大学 湯川 伸樹君

前半の部(13:0515:25)     京都大学 浜  孝之君

後半の部(15:4017:00)     香川大学 吉村 英徳君

13:0514:05 有限要素の基礎 横浜国立大学 山田 貴博君
塑性加工での利用を念頭に,ソリッド要素とシェル要素について理論的背景と数値特性の概説を行い,そこから理解できる適用範囲や利用における注意点について解説する.     

14:0514:45 板材せん断過程の弾塑性解析のためのリメッシュおよびリマッピング技術 理化学研究所 高村 正人君
せん断加工時の残留応力やスプリングバックを予測するために,弾塑性有限要素法によるせん断解析のニーズが高まっている.そこで,せん断解析で必須となるリメッシュの際に,弾塑性解析で必要となる諸量をどのように扱っているか等について紹介する.

14:4515:25 大変形塑性解析における有限要素の影響 山形大学 黒田 充紀君
塑性加工解析では,しばしば大きなひずみ勾配を有する不均一な変形場を扱う必要がある.本講演では,ひずみの局所化を伴うような弾塑性問題において信頼性の高い解を得るための要素の選択について考察する.

15:2515:40   休    憩

15:4016:20 板成形シミュレーションにおける要素タイプの影響 日本ESI() 小川 孝行君
信頼性のある解析結果を得るために,解析対象となる工法ごとにどのような要素タイプを選択すべきか,またそれによって結果がどう変わるかについて,板成形シミュレーションを題材に解説する.

16:2017:00 XFEMの基礎と応用 上智大学 長嶋 利夫君

XFEM(拡張有限要素法)は,メッシュと独立に不連続性を含む変位場をモデル化できる.本講演では,XFEMで用いられる近似関数などの基礎事項について解説した後,応用例としてXFEMによるき裂進展解析について紹介する.

定 員:50名(定員になり次第締切ります.)

 



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