日 時:平成24年6月25日(月)13時00分 - 17時00分
会 場:名古屋大学 環境総合館 レクチャーホール
[〒464-860 名古屋市千種区不老町]
交 通:地下鉄名城線名古屋大学駅2番出口
(地図:http://chezjiroud.jp/pdf/campus%20map.pdf のD2A)
主 催:日本塑性加工学会(実行:プロセッシング計算力学分科会)
協 賛:軽金属学会,日本金属学会,日本材料学会,精密工学会,日本鉄鋼協会,日本機械学会,日本金属プレス工業協会,自動車技術会,素形材センター,日本鍛造協会,日本伸銅協会,日本アルミニウム協会
趣 旨:板の曲げ加工において目的の形状へ成形するためには,スプリングバックの影響を無視できない.複雑形状の予測は有限要素解析に頼らざるをえないが,解析結果に基づいて対策を立案するためには曲げ加工の力学的理解は欠かせない.また,比較的単純な曲げ加工であれば,基礎的な力学計算で十分な検討が可能である.本セミナーでは曲げ加工に関する基礎力学とその実用的利用について理解した上で,力学的な知見に基づいた対策を解説する.また,最近のトピックとして,有限要素解析の勘所を国際会議のベンチマーク問題を例に示す.また,材料科学から見た曲げ変形について最近の成果を解説する.
プログラム:開会の辞 (13:00〜13:05)
東京農工大学 桑原 利彦君
前半の部(13:05〜15:25) 司 会 三菱マテリアル(株) 瀧澤 英男君
後半の部(15:35〜17:00) 司 会 香川大学 吉村 英徳君
13:05〜14:05 東京農工大学 工学部 桑原
利彦君
板の曲げの力学:純曲げおよび引張曲げについて,曲げひずみと曲げ応力の計算方法,およびスプリングバックの計算方法とその影響因子について,実験事例も含めて解説する.引張と圧縮の応力の非対称性がスプリングバックの解析精度に及ぼす事例も紹介する.