188回塑性加工技術セミナー プロセッシング計算力学分科会第34回セミナー
「各種加工における熱解析の現状と展開」

日 時:平成231216日(金)13:0017:00

会 場:(独)産業技術総合研究所 臨海副都心センター 本館第一会議室
         [
135-0064  東京都江東区青海2-3-26  電話 (03)3599-8001] 

交 通:ゆりかもめテレコムセンター下車徒歩5分,りんかい線東京テレポート下車徒歩15
(地図:http://www.aist.go.jp/aist_j/guidemap/tokyo_waterfront/tokyo_waterfront_map_main.html

主 催:日本塑性加工学会(実行:プロセッシング計算力学分科会)

協 賛:軽金属学会,日本金属学会,日本材料学会,精密工学会,日本鉄鋼協会,日本機械学会,日本金属プレス工業協会,自動車技術会,素形材センター,日本鍛造協会,日本伸銅協会,日本アルミニウム協会

趣 旨:部品の高強度化・高精度化が進むにつれ,加工は難しく,複雑になっており,難加工材の温間・熱間域での加工,加工による発熱,熱加工処理による材料強化など加工における温度の取扱いの重要性が増している.本セミナーでは,これらの工程設計支援のため,各種熱解析の事例を挙げ,現状と展開を講義する.

プログラム:開会の辞 (13:0013:05
 日本塑性加工学会企画委員長      吉武 明英君

前半の部(13:0515:20)                 司  会     東京農工大学     桑原 利彦君

後半の部(15:3016:35)                 司  会     香川大学         吉村 英徳君

13:0513:50 福山大学 工学部 井上 達雄君
加工における熱解析の基礎:連続体熱力学の立場から,連成した熱と変形解析の基礎の考え方をのべ,具体的な熱伝導方程式の誘導と弾塑性応力解析の支配方程式,さらには相変態による材料の特性変化を考慮した連成解析法=変態・熱・力学とその応用について説明する.

13:5014:35 (株)先端力学シミュレーション研究所 大浦 賢一君
鋳造における熱解析:鋳物に発生する湯回り不良,引け巣などの不具合を予測するためには伝熱と変形(流動)の連成解析が重要である.ここでは,熱・変形連成解析による鋳物の引け巣予測・そり予測を行う解析コードの開発事例,ならびに自動車部品への適用事例を述べる.

14:35
15:20 JFEスチール(株) スチール研究所 三宅 勝君
熱間圧延における温度解析技術:熱間圧延ラインにおける温度解析手法を概説するとともに,圧延加工時の変形/温度解析手法,そしてミクロ組織解析との組み合わせ事例について説明する.

15:20
15:30   休    憩

15:30
16:15 住友金属工業(株) 総合技術研究所 中田 匡浩君
熱間プレス技術の概要と熱間プレス成形解析:近年,自動車車体分野において,後熱処理鋼板を熱間でプレス成形すると同時に金型内で焼入れ処理を行い超高強度な成形品を得る熱間プレス技術の適用が進んでいる.ここでは,熱間プレス技術の概要と熱間プレス成形における熱解析法について述べる.

16:15
17:00 豊橋技術科学大学 機械工学系 前野 智美君
熱間チューブガスバルジ成形における温度分布と変形挙動:熱間チューブガスバルジ成形事例を中心に,電極部での温度低下防止,金型接触時の温度低下防止および通電加熱シミュレーションについて述べる.

定 員:65



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