185回塑性加工技術セミナー プロセッシング計算力学分科会第29回セミナー
「塑性加工における材料試験法と特性計測技術の最新動向」

日 時:平成22712日(月)13:0017:00

会 場:味覚糖UHA館501

[105-0013  東京都港区浜松町1丁目26-1  電話 (03)5408-7797] 

交 通:JR浜松町駅北口から 徒歩5

(地図:http://www.uha-tokyo.com/access/index.html

主 催:日本塑性加工学会(実行:プロセッシング計算力学分科会)

協 賛:軽金属学会、日本金属学会、日本材料学会、精密工学会、日本鉄鋼協会、日本機械学会、日本金属プレス工業協会、自動車技術会、素形材センター、日本鍛造協会、日本伸銅協会、日本アルミニウム協会

趣 旨:世界経済のボーダレス化が進む中、物・サービスの国際取引が増大し、ISO規格と国内規格との整合化を図るとともに、我が国発のISO規格の発信が強く求められている。本技術セミナーでは、材料試験法関係のISO規格(ISO/TC164Mechanical testing of metals)について、ISO規格(審議進行中のものも含む)の立案審議に直接関係された講師を招き、規格の概要、試験法の勘どころ、関連研究や実際の測定データの紹介、試験上の注意点などを解説して頂く。さらに最新の計測技術として注目される非接触の応力計測技術についても解説する。

プログラム:開会の辞 (13:0013:05
 日本塑性加工学会企画委員長      佐々木 保君

前半の部(13:0515:20)                 司  会     東京農工大学     桑原 利彦君

後半の部(15:3016:35)                 司  会     香川大学         吉村 英徳君

13:0513:50 名古屋大学 金武 直幸君
 ポーラス金属の圧縮試験法:車両・輸送機器等の軽量化に期待されているポーラス金属の機械的特性評価法として、JIS規格化されISO規格化が進められている圧縮試験法について解説する。特に、試験片の形状・寸法や評価項目の定義など、バルク金属と大きく異なる点を中心に、試験データを示して解説する。

13:5014:35 新日本製鐵()    上西 朗弘君
 高速引張試験法:衝突安全性向上や新たな高強度材料の適用拡大を背景として薄板材料の高速変形の評価が盛んに行われてきた。今回は種々の高速引張試験方法を概説しながら規格化の過程で明らかとなってきた試験方法の特徴や留意点について述べる。

14:3515:20 理化学研究所    林   央君
 金属薄板の成形限界線の測定法: 薄板成形における破断を予測する手法として,FLD(成形限界線)は重要な役割を果たしており,特に成形シミュレーションによる事前予測にはかかせない.FLDに関するこれまでの研究の推移を紹介するとともに,ISOとして規格化された試験方法の内容と,今後の課題を述べる.

15:2015:30 休   憩

15:3016:15 東京農工大学 桑原 利彦君
 金属薄板の2軸引張試験法: 板材成形シミュレーションに用いる材料モデル(異方性降伏関数)を高精度に決定する方法として、金属薄板の2軸引張試験法について解説する。特に本試験法で用いる十字形試験片の最適形状や2軸応力の測定誤差の推定方法について述べる。

16:1517:00  JFEテクノリサーチ()  渋谷  清君
 非接触応力測定法: 高性能赤外線カメラを用いた非接触応力測定法について解説する。応力測定の基本原理と得られる二次元応力分布画像、この手法を用いた各種機器の測定事例を述べる。また高性能赤外線カメラの他への応用として、プレス伸びなどの非破壊欠陥検出や迅速疲労限界測定についてもご紹介する。



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