会 場:早稲田大学理工学部 大久保キャンパス 62W号館1階大会議室
[169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1]
交 通:JR山手線高田馬場駅下車徒歩12分,もしくは都営地下鉄副都心線西早稲田駅下車出口3から直結
(http://www.waseda.jp/jp/campus/okubo.html)
主 催:日本塑性加工学会(実行:プロセッシング計算力学分科会)
協 賛:軽金属学会,精密工学会,日本機械学会,型技術協会,日本アルミニウム協会,日本鉄鋼協会,自動車技術会,日本鍛造協会,日本ねじ工業協会,アルミニウム鍛造技術会
趣 旨:スプリングバックやしわなどの不良現象をシミュレーションにより高精度に予測するには適切な材料モデルを用いる必要があり,現在でも積極的に研究が進められている.しかしそれらは複雑な理論に基づくものが多く,幅広い適用を困難にする要因の一つとなっている.本セミナーでは基礎を学び直したい方および初学者を対象として,最先端の材料モデルを学ぶ上で不可欠な弾性体,弾塑性体の構成式の基礎を平易に解説する.
プログラム:開会の辞 (13:00〜13:05)
京都大学 浜 孝之君
司 会 香川大学 吉村 英徳君
13:05〜14:25 岐阜大学 吉田 佳典君
弾性力学の基礎: 固体力学における未知数(物理量)と支配方程式の概要を説明する.応力の定義とその基本性質を説明し,力の釣り合い条件を導出する.続いてひずみの定義とその基本性質の説明し,変位―ひずみ関係式を導出する.
14:25〜15:45 香川大学 吉村 英徳君
弾性構成式と降伏条件式の基礎:等方性と異方性などの基本性質を説明し,それに基づいて弾性構成式(Hookeの法則)を導出する.続いて弾性域から塑性域への移行判定で用いる降伏条件の概念および基本的な性質について説明する.
15:45〜15:55 休 憩
15:55〜17:15 京都大学 浜 孝之君
弾塑性構成式の基礎:MisesやHillなど,いくつかの基本的な降伏条件式を例にとり,その違いや特徴を説明する.続いてひずみ増分理論に基づいてひずみ増分-応力増分の関係で与えられる弾塑性構成式を導出する.最後にその逆変換の方法について説明する.
17:15〜17:35 質疑 司会 京都大学 浜 孝之君
講 師 全 員