240回塑性加工シンポジウム
「日本の製造業を支えるデジタルエンジニアリング」

日 時:平成17722日(金)9:3017:00

会 場:東京工業大学大岡山キャンパス西9号館デジタル多目的ホール(〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1

(ホームページhttp://www.titech.ac.jp, 会場への道順http//www.dst.titech.ac.jp/annaizu.html)

交 通:東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅前

主 催:日本塑性加工学会(実行:プロセッシング計算力学分科会)

協 賛:日本金属学会,日本材料学会,日本機械学会,精密工学会,日本鉄鋼協会,日本自動車工業会,自動車技術会,日本金属プレス工業会,素形材センター,日本鍛造協会,潟Gヌシーネットワーク

趣 旨:近年,CADCAMCAECAT,ネットワークを中心としたデジタルエンジニアリングの進歩は目覚しく,日本の製造業に深く浸透してきた.この新しい技術は各企業においては,製品設計から生産までの時間を大幅に短縮し,顧客のニーズをスピーディーに製品としての形に具現化する欠かせないツールとして認識されている.本シンポジウムは,受注,製品設計から生産,販売,納品までの各フェーズやプロセス別にデジタルエンジニアリングの適用についての現状の課題を共有化し将来の展望について論議する場としたい.

プログラム:開会の辞 ( 9:30 9:40)
 日本塑性加工学会プロセッシング計算力学分科会主 森 謙一郎君

午前の部 ( 9:4012:10)     司会  大同工業大学 小森 和武君
午後の部 (13:0016:30)     司会  東京工業大学 吉野 雅彦君

9:4010:40
 日本の製造業とIT:日本の産業はバブル時代に停滞したもののその後のIT技術の進歩の波に乗り,急速に回復してきた.世界に誇るさまざまな日本の製品,産業の強みを紹介する.
  東海大学名誉教授 唐津 一君

10:4011:30
 ものつくりのための日本発デジタルエンジニアリングシステムの開発:今や情報技術はものつくりの基盤ツールである.しかし,それが殆ど欧米製というのは気になるところだ.本学会におけるツール研究の歴史と,講演者によるITAS3DVCADシステム開発について紹介する.
  理化学研究所 牧野内 昭武君

11:3012:10
 三次元高速金型製作システム:ITMTの融合によりデザイン・設計→試作→金型設計・製作を高速ネットワークで結んだ一気通貫体制を確立し,携帯電話の金型製作に要する期間を,従来の12カ月から,わずか10日前後にまで短縮することを可能にした事例を紹介する.
  潟Cンクス高速金型研究室 安部 新一君

12:1013:00 昼  食 ・ 休  憩

13:0013:40
 二輪自動車部品設計の最適化: 均質化法,トポロジー最適化手法などを用い,二輪自動車部品の最適設計を行った例について紹介する.
  竃{田技術研究所朝霞研究所 西方 恵理君

13:4014:20
 自動車車体製造へのシミュレーション適用:自動車の製造分野におけるデジタル試作および板成形を中心としたシミュレーション技術の適用について紹介する.
  日産自動車()車両技術開発試作部 高橋 進君

14:2015:00
 鍛造におけるシミュレーション技術を活用したものづくり: シミュレーション技術を活用した鍛造品開発の試作レスへの取り組みを紹介する,また,熱処理シミュレーションや機械加工シミュレーション技術の最新動向を紹介する.
  潟с}ナカゴーキン技術部 角南不二夫君

15:0015:10 休  憩

15:1015:50
 高エネルギーXCTを活用した三次元形状計測とその課題: 近年のリバースエンジニアリングの進歩と有用性について述べ,計測技術とあわせた活用事例について述べる
  トヨタ自動車褐v測技術部 三和田 靖彦君

15:5016:30
 ネットワークでつなぐ日本の製造業: 中小企業を中心とした全国12,300事業所をネットワークでつなぎ,適材適所のものづくりにより受注から納品までの効率化が計られている.ITが日本の製造業の基盤を支えている現状を紹介する.
  潟Gヌシーネットワーク 内原 康雄君

16:3017:00 総合討論: 司会 東京農工大学 桑原 利彦君



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