会 場:同志社大学生命医科学部 医心館会議室
[〒610-0394 京都府京田辺市多々羅都谷1-3, tel.0774-65-6467(仲町)]
交 通:JR学研都市線同志社前下車徒歩15分
主 催:日本塑性加工学会(実行:プロセッシング計算力学分科会)
協 賛:軽金属学会,精密工学会,日本機械学会,型技術協会,日本アルミニウム協会,日本鉄鋼協会,自動車技術会,日本鍛造協会,日本ねじ工業協会,アルミニウム鍛造技術会
趣 旨:ミクロスケールの計測技術の進歩とマルチスケール解析技術の進歩に伴い,材料と機械の技術者がお互いの知識を融合・交換することが必要になっている.そこで,鉄・アルミニウム合金・銅の圧延・熱処理・成形加工のプロセスの実験解析技術と数値解析技術の最新動向を紹介する.
研究室見学:
10:30〜11:00
研究内容紹介:プロセスメタラジー解析技術の基盤技術である微視金属材料計測技術,マルチスケール有限要素解析技術および並列計算技術を紹介する.
同志社大学 仲町 英治君
11:00〜12:00
新設生命医科学部医工学科研究室の見学:マルチスケール有限要素シミュレーションのデモンストレーション,機能材料薄膜創製スパッタ装置,プレス加工機械などを見学する.
同志社大学 仲町 英治君
講演会:開会の辞(12:55〜13:00) プロセッシング計算力学分科会幹事 杉友 宣彦君
午後の部(13:00〜16:50) 司会 同志社大学 仲町 英治君
13:00〜13:40
圧延と板成形のマルチスケール有限要素解析: SEM-EBSD計測モデリング,弾/結晶粘塑性材料モデリング,結晶均質化法について述べ,圧延および板成形のマルチスケール解析技術開発について概説する.
同志社大学 仲町 英治君
13:40〜14:20
結晶集合組織と成形性評価のための実験・解析技術:金属板材の集合組織を結晶方位分布関数(ODF)を用いて定量的に解析し,深絞り性の指標であるr値の板面内異方性を予測する方法を紹介するとともに,最適な圧延・熱処理プロセスにより,大幅な成形性向上を達成するための集合組織制御の考え方を説明する.
大阪府立大学 井上 博史君
14:20〜15:00
材質制御のための新しい圧延プロセスと解析技術:講演者らが提案している「異摩擦圧延」の概要,および材料の「不均質性」を考慮した解析方法について説明する.
大阪大学 宇都宮 裕君
15:00〜15:10 休 憩
15:10〜15:50
微細粒軽合金創製のための組織制御法:アルミニウムやマグネシウムなどの軽合金を対象に取り上げ,結晶粒組織ならびに析出組織の微細化制御法と機械的性質の向上について,最新の研究などを踏まえ,紹介する.
東京工業大学 里 達雄君
15:50〜16:20
圧延による材料創製のための数値解析技術:各種圧延工程の有限要素法(主に剛塑性有限要素法)による解析事例を紹介するとともに,材料創製のために期待される数値解析技術の役割について述べる.
新日本製鐵梶@山田 健二君
16:20〜16:50
板成形の数値シミュレーション技術の現状:結晶方位分布による塑性異方性・成形性評価と,塑性変形にともなう結晶集合組織発展(結晶方位回転)とを同時に予測可能な結晶均質化マルチスケール有限要素解析について,PCクラスタを用いた大規模・並列解析法の実例を紹介する.
大阪工業大学 倉前 宏行君
16:50〜17:20
総合討論 司会 同志社大学 仲町 英治君
講 師 全 員